水野雅文

さまざまな研究結果から、生涯5人に1人が何らかの精神疾患にかかることがわかっています。つまり特別な病気ではなく、だれもがかかりうる身近な病気と言っていい。 精神疾患は若い世代で発症しやすいことも、あまり知られていません。海外の研究では精神疾患を持つ人の半数は10代半ばまでに発症しており、全体の約75%が20代半ばまでに発症しています。つまり精神疾患の多くが、学校教育を受けている年齢で発症しているということです。